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2005/04/18

巡見~江戸を縦貫する12 浅草寺の宗派はどこ?

分離独立
 
 さて、ここで問題です。現在、浅草寺はどの宗派に属しているでしょうか?

 江戸時代、浅草寺が上野寛永寺と深い関係にあったことを知っている人は、天台宗って答えるかもしれませんね。でも正解は、天台宗ではありません。

 浅草寺は、独自の宗派「聖観音宗」を自分で立ち上げています。ただし、「聖観音宗」ができたのは昭和25年のことで、それ以前、浅草寺は天台宗に属していました。その天台宗から分離独立して「聖観音宗」を作ったというわけです。

 千数百年の歴史を持つという浅草寺も、現在の宗派の歴史という面からみれば、新興宗教と言えるのかもしれません。

 現在、「浅草寺」を中心に、たしか24ヶ院くらいの子院がまとまって、“グループ浅草寺”=「聖観音宗」を構成しているようです。そのうち、2、3ヶ院をのぞいた子院20ヶ院余りがまとまって“入居”している僧坊が、前回の記事で紹介したお寺のアパートです。

浅草寺の「受難」史

 ところで、江戸時代、将軍綱吉がかの生類憐み令を出した頃から、この「聖観音宗」ができる昭和20年代なかばまで、浅草寺は250年以上の長きにわたって「受難」の歴史を歩んだとされています。

 次回は、その浅草寺「受難」史のうち、明治維新期から戦後昭和20年代なかばまでの流れをおおまかに紹介します。

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