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2005/09/27

ワン・コイン古文書講座へのお誘い

古文書講座、始めます
 私にとってのブログの師、高尾善希さんが、自分たちで古文書講座を始めよう、とおっしゃってます。これに、私も講師として参加したいと思っています。

えっ、大丈夫?
 とはいえ、正直言うと、私、古文書に関する素養があんまり無いんです。普通、日本近世史の研究者の場合、学生時分に古文書読解の訓練をしっかりやって、それから、そこで培った素養を武器に膨大な史料の森に分け入っていく、というコースをたどります。だから、まっとうな近世史研究者であれば、みなさん、文書の様式や字のくずし方について、オールマイティの知識を備えていらっしゃいます。
 ところが、似非・近世史研究者である私の場合、江戸の都市社会について研究したいって気持ちだけが最初にあって、できれば、あのミミズがのたくったような古文書なんてものは読みたくないって思ってました。そこで、まずは活字に翻刻された史料を最大限利用してたわけですが、研究の過程で、どうしても、まだ活字化されていない古文書を読まざるをえない事態が発生する。それで仕方なく古文書を読み始めたわけです。
 そんなふうに必要にせまられて読んでいる都市関係の古文書だけなら、亀の甲よりなんとやらで、多少は読めるかもしれないのですが、例えば、農村関係の古文書などにぶつかると、まるで太刀打ちできません。
 そんな修業を欠く私が講師をする古文書講座なんて、悪徳リフォーム業者の修繕工事と同じじゃん、と呆れる人も多いとは思います。

専門店にします
 そこで、ここはひとつ、「自分にできること」をしっかりと把握して、古文書講座ではそれだけを提供させていただくことにしたいと思います。あくまで予定ですが、今考えているのは、だいたい次のような内容です。

・江戸の町方社会の様子を生き生きと再現できるような史料を読みます。
・古文書の読解に加えて、適宜、絵図などの図像史料の「読解」も行います。
・古文書や絵図に登場する場所の現在をめぐる歴史散歩も別途企画します。

 このような方針で、江戸の町に関する古文書を中心に読んでみたいと思っています。たとえば、吉原遊郭に関する古文書を読み、吉原を描いた絵画などを「読解」し、その上で、希望者を募り、今の吉原の歴史散歩におもむく、といった具合です。
 例えていうなら、私は、蕎麦が大好きで脱サラして修業し、なんとか蕎麦打ちだけはできるようになった蕎麦屋みたいなもので、そうした蕎麦屋が、たくさんのお客さまに来て欲しいばっかりにうまくもないうどんや丼物を無理してメニューに並べるといったまねはやめようってことです。かろうじて身についた手打ち蕎麦、これ1本で頑張ってみようってことです。

屋台村みたいにしたいです
 もちろん、なんとか人並みに作れるかどうかっていう蕎麦1本だけで、大きな店は張れません。せいぜい、小さな屋台が精一杯です。で、そんな店が、ポツンと1軒、野原にたっていてもお客さまは来てくださらない。できれば、隣にはラーメンの屋台、向かいには焼き鳥の屋台、その隣には天ぷらの屋台が並ぶといいなぁ。そんな屋台村なら来てくださったお客さまにも楽しんでもらえそうです。ひと皿ずつ、いろんな屋台をはしごして楽しんでいただくのもよいと思います。
 こうした屋台村のような、楽しい、何度も足を運んでいただけるような古文書講座を作りたいと思っています。農村関係の古文書の世界なら高尾さんにお任せ(有能な高尾さんは、農村だけでなく江戸の町のことも軽々とこなせちゃいますが、まあ、それだと私の居場所がなくなるのでご勘弁をお願いしようと思ってます)。で、私は江戸の町。今後は、それ以外にも、芸能のことや、武家社会のこと、寺社のことなどなど、それぞれを得意とする多くの店に声をかけて集まってもらえればいいなぁと思っています。

いらっしゃいませ
 そんな屋台村も、お客さまがいらっしゃってくれなければ、店もたくさん集まらない。どうか、お客さま、まずはお味見においでくださいませ。
 立派な店の建物や、凝った内装などは期待しないでください。それでも、心をこめて作らせていただいた料理をお出しします。もちろん、高級レストランや一流料亭のようなお代はちょうだいしません。講座1回でお1人様、ワンコイン=500円くらいにさせていただきたいと思います。会場費や資料代などはすべて“込み”です。
 
 応募方法や詳細はこちら。皆さんのお出でをお待ちしております。どうかよろしくお願いします。

出店希望者も募集します
また、新規の出店=講師もひろく募集したいと思います。関連分野の研究で博士の学位を取得しているか、あるいは、関連分野の著作(単著)を発表されているか、そのどちらかを満たす方で、興味のある方はふるってご応募ください。詳細は高尾さんのブログの記事を読んでみてください。

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2005/09/21

NANA おとな買い

話題のコミック、矢沢あい『NANA-ナナ-』の1~3巻(集英社、りぼんマスコットコミックス)を買った。

中・高生の頃だったら、1冊ずつ買うところだけど、そこは大人。
まとめて3冊の“おとな買い”。 まあ、1冊390円だったし(笑)。

そんな話はともあれ・・・
13巻まで出ているこの『NANA』。累計で2600万部発売。2600万!すごい!
しかも、現在、品切れ状態の本屋さんも多くて、まだまだ売れそう。

基本的に、私、メジャー信仰。
たくさんの人が“良い”と思うものは、実際、良い(ことが多い)、と信じてます。

そんなわけで、遅まきながら、『NANA』を読んでみることに。

ひょんなことからルームシェアして暮らす二人のNANA。
かっこいい女性ヴォーカルのナナと、恋愛依存症の奈々の二人の物語。

1巻収録部分は、読み切りを前提にかかれたらしく、正直、どうしてこれが大ヒットなの?という感じ。

ところが、連載へと切り替えられたあとの2巻、3巻を読むと、だんだん面白くなってくる。
もし1巻だけ買ってたら、その後は買うのをやめてたかも。“おとな買い”して良かった。
帯にあった「進化する少女まんが」ってコピーは、なるほど正しそうだなっと。

3巻までだと、まだ累計2600万部の魅力の真髄には到達しない感じがするけど、期待大。


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MR.CHILDREN  I love U

Amazonから、今日発売のミスチルの新アルバムが届きました。
タイトルは、I love U  (本当は、「love」の部分が文字じゃなくてハートマークだけど)
さっそく聴いているところ。

それにしても、歌詞カードが読みにくい(笑)。まあ、いいけど。
それから・・・12曲目「隔たり」には苦笑。歌詞カードの頁のデザインがなかなか。

個別の曲の感想はまた書くつもりだけど、全般的な感想としては、「櫻井さんも大人になったなァ。」
そんなこと思うのには、つい昨日、昔のボレロってアルバム聴いちゃったせいもあるけど。
ボレロは8年くらい前だっけ?

まぁ、「大人」になったって言っても、ずいぶんチャーミングな「大人」だけどね。
それにしても、櫻井さんは、このあと、どこへ、どっちへ、「飛ぼう」としてるんだろうね。


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2005/09/08

明日葉(あしたば)のスパゲッティ

あしたばのスパゲッティ

 先日、うちの子供らも人並みにどっか夏休み旅行へ連れて行かねば、ということで、伊豆七島のひとつ、式根島へ2泊3日(ほかに船中泊1泊)で出かけてきました。
 式根島は、伊豆七島の中でも珍しく、海岸がリアス式になっていて静かな入り江がたくさん。子供づれの海水浴にはもってこいの島です。うちの子供らも、浮き輪に水中メガネ、シュノーケルといった道具で、たくさんの魚が泳ぐ姿を楽しんでました。うつぼや、サメの幼魚などにも出会えました。くらげもいなくて快適。

 というわけで今回は、伊豆七島にちなんで、特産のあしたばという青菜を使ったスパゲッティ。あしたばは、漢字だと、明日葉と書きます。切り取った次の日には新しい葉がでてくるくらい、成長が早いからだそうです。色合いや形は、少しだけセロリの葉に似ているかも。
 独特の風味があり、好きなるとハマリます。昔、式根島の民宿で出されたあしたば料理は、さっとゆがいてから刻んで、ツナのフレークを加え、マヨネーズであえたもの(うちで作るときは、ほんの少し、隠し味程度に醤油をたらします)。天ぷらにしても美味です。

 スーパーなどでは袋に入れて売られています。1袋200円前後かな。結構高いですが、これが島に行くと、道ばたにたくさん自生していて、それを見るとちょっと複雑な気分。
 さて、その市販の1袋で、スパゲッティにすると2人前くらい。ベーコンを使ってごくごく食べやすいスパゲッティに仕上げてみました。町のスパゲッティ屋によくある、ベーコンとほうれん草のスパゲッティみたいな感じ。だけど、あしたばの独特の風味はとても魅力的。

1.にんにく適量をスライス、あるいはみじん切り。ベーコン適量を好きな形に刻む。うちでは、麺と絡みやすくするために細切りにしてみました。そのにんにくとベーコンとタカノツメを、多めにオリーブオイルを入れたフライパンに投入。弱火にかける。

2.麺をゆでる鍋に水を入れて火にかける。

3.あしたばを刻む。茎の部分は7、8ミリ(というか、1センチよりは小さく、だけど小さくしすぎない程度)、葉の部分は2センチくらいの見当で刻む。茎の太めの部分をきざんだ分は、別にとりわけておく。市販の1袋でだいたい2人前。

4.頃合いをみて、フライパンからタカノツメを除く。辛いのが好きな人はそのままでもいいけど。

5.麺をゆでる鍋が沸騰したら、適量の塩を入れる。次にあしたばの茎を刻んだものを入れる。お湯が薄緑になる。再沸騰したら、細めのスパゲッティを投入。

6.麺をゆでているお湯を少しフライパンへ。よく混ぜる。コショウをふる。

7.麺がゆであがる直前に、刻んだあしたばの葉も鍋に入れる。ゆであがった麺とあしたばを一緒にザルなどにあけて湯をきり、フライパンへ。

8.フライパンのなかで麺と具材をよく混ぜる。味をみて塩が必要なら足す。皿に盛りつけておしまい。

 あしたばをゆですぎないことが大切。ベーコンじゃなくて、生ハムや、ほぐしたソーセージを使ってみたいなぁ。ソーセージはイタリア語でサルシッチャといいますが、“明日葉とサルシッチャのスパゲッティーニ”なんて、ちょっと小洒落たイタリア料理屋の人気メニューになりそう。

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