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2007/04/11

今年も「巡見~江戸を縦貫する」を始めます

 毎年、各大学の授業の受講生さんたちやかつて受講生だった人たちをお誘いして、東京の町あるきをやっています。もうこの企画も始めてから10年くらいかな。

 例年は、吉原遊郭の裏手にある“投げ込み寺”の浄閑寺からスタートして、吉原→山谷→浅草新町→浅草寺→蔵前→浅草橋→神田問屋街→日本橋→丸の内まで進み、最後は江戸城本丸がゴールです。このコース設定は、江戸という巨大都市に一本の串を刺してみて、その端から端まで歩いてみるためのものです。番外編として上記コース以外に六本木ヒルズや新宿歌舞伎町・新大久保などにも行きました。
 この巡見全体のねらいについては、こちらの過去記事を参照してください。

 今年はちょっと趣向を変えて、スタート地点とゴール地点を逆にしてみようかなと思っています。第1回目(5月中)で江戸城本丸から丸の内・日本橋まで。第2回目(夏休みに入ってすぐくらいの平日)で日本橋から浅草まで。10月上旬くらいにはいちど番外編かな。それで、第3回目(11月の酉の市にあわせて)は浅草・山谷・吉原。それからまた番外編を2月あたりに。
 今年の番外編では渋谷界隈に行こうかなぁ。あるいは、下谷の佐竹ヶ原(かつての新開町)や秋葉原にしようかなぁ。都心再開発地域の歩き比べってのも面白いかなぁ。

 で、第1回目は、来月の19日(土)午後か、26日(土)午後を予定しています。まだどっちか決めていませんが、どっちがいいでしょうか。(2007.4.18.付記 26日(土)に決定しました。)
 もしも「行ってみたいけど、できればこっちの日程の方が好都合。」っていう人がいたら、教室で直接か、あるいはメールにて私におっしゃってください。判断材料とさせていただきます。もしくは、番外編ではここに行ってみたいという希望があればそれも遠慮なくどうぞ。

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コメント

こんにちは。
僕の講義でも宣伝しておきます。
都合がつけば僕も参加したいです。そのときは便乗企画ということにさせてください。詳細決まりましたら、ご連絡ください。
それから、昨年度の調査プロジェクトの報告書ができました。これもお渡しできればと思います。
今年は下北沢、郊外住宅地、ムスリムというキーワードでプロジェクトが立ち上げられればと思っていましたが、「都心再開発地域」というのもいいかなと思います。
ご教示・ご協力のほどよろしくお願いします。
今年度もよろしくお願いします。

投稿: so | 2007/04/12 10:44

「下北沢・郊外住宅地・ムスリム」それぞれ興味深いテーマですね。
特に郊外住宅地については私も関心をもっていて、ちょうど昨日も、今年3月号の『駿台史学』に載った川口太郎「人口減少時代における郊外住宅地の持続可能性」という論文を読んだばかりです。結論付近でちょっと違和感をおぼえる部分もあったのですが、本論部分の実態分析はとても面白かったです。ちょと前に某所で聞いていただいた私の報告に引きつけていうと、擬似的小経営が形成した擬似的地域コミュニティーの脆弱さやら「持続不可能性」が見出せるようにも思いました。
巡見については近日中に連絡します。

投稿: 小林信也 | 2007/04/12 12:19

「下北沢・郊外住宅地・ムスリム」のいずれも思いつきの域を出ません(^_^;)。
「下北沢」は小林さんの方が詳しいと思いますが、今騒動になっているから、という単純な理由です。主題的には昨年の日本橋の延長。「ムスリム」というのは森達也『東京番外地』(これはおもしろい)を読んで「東京ジャーミー」に興味を持ったからというこれまた単純な理由。昨年の大久保の延長。
「郊外」は(歴史学として)どう手をつけていいものやらずうっと悩んでいるテーマですが、若林幹夫『郊外の社会学』(いま通勤中に読んでいる途中)をみると都市社会学も悩んでいるみたいですね。
またご教示ください。

投稿: so | 2007/04/12 13:14

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