うなぎのスパゲッティ
いちおう、季節物ということで、作ってみました、鰻スパゲッティ。
ちなみに、鰻はイタリアでも食べられます。昔、イタリア中部の田舎町で食べたような気もします(あるいは日本のイタリア料理店だったかな)。それは、串打ち何年、焼きに何年、といった修業を要する職人の料理ではなく、鰻をざくざくとぶつ切りにして、赤ワインなどを加えて煮込んだ素朴な料理だったかと。まずくはないけど、鰻の香りも何もないのが、やっぱり寂しい。逆に、イタリア人が日本の鰻料理を食べたらどう思うんでしょうね。イタリア人向けにアレンジするなら、少し香ばしく焼いた白焼きにワサビを乗せてから上質のオリーブオイルをかけまわしてみると、きっと美味しいに違いないと思います。オリーブオイルが合わさるとワサビの刺激ってかなりマイルドになるし。
さて、昨日作った鰻スパゲッティ。
主な具はもちろん鰻ですが、それと麺とをからませるつなぎを何にするのか悩みました。結局、安直ですが、卵でやってみようかと。以下、やや多目の1人分(乾麺120g)でのレシピ。
・スーパーで買ってきた鰻の蒲焼半尾を、レンジで少し暖めてから、細切にします。
・ボールで、卵黄2個、蒲焼についているタレ適量、オリーブオイル大さじ1を混ぜます。
・万能ネギ1本の小口切と鰻の細切を卵のボールに入れて軽く混ぜます。
・茹で上がったスパゲッティをボールに入れて具と混ぜて皿に盛って出来上がり。
味は、まあまあ美味しいです。ちょっと甘すぎる感じ。全体を引き締める薬味が欲しいです。今回の万能ネギだと弱い気がします。さて、何が良いでしょう?山椒でも良いんですが、芸がないかな。うまくいきそうなのは、シソの葉の細切を仕上げに混ぜる手かな。あるいは、ミョウガが良いか。卵に混ぜる蒲焼のタレを醤油に代えると甘さを抑えることができるかも。
よし、もう一回、試作しましょう。今日あたりからは鰻も少しは値引きされてるかもしれないし。
2007.8.5.付記
昨日、再試作。スーパーで鰻は半額でした。タレを醤油に代え、シソ(大葉)の皿とミョウガの皿の両方を作りましたが・・・イマイチでした。甘みを抑えすぎるのも良くないかなぁ。それから、やっぱり山椒が欲しくなる。うーむ、クラシックは偉大やね。鰻と生卵黄とスパゲッティという組み合わせは、それなりに成功だと思う。もう一工夫だなぁ。
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