猛暑巡見のかんたんな報告~前編
おととい、巡見にいった。江戸城本丸から、日本橋・神田・浅草をとおって、三ノ輪にある通称投げ込み寺の浄閑寺までを歩く「江戸を縦貫する」コースの第二区間。日本橋兜町から浅草稲荷町まで。
地下鉄茅場町駅の集合場所では、思ったよりもたくさんの学生さんが集まってくれていた。暑い中、夏休みにもかかわらず。感心、感心。
最初は、第一国立銀行跡を通って、東京証券取引所へ。見学。周辺には証券会社が集まっていて、その中心がこの取引場。いうまでもなく、ここは株の市場。めまぐるしい取引が今まさにここでおこなわれているのだろうが、取引所の中も、兜町界隈も、拍子抜けするほど静か。取引所の資料展示室の写真などを眺めて、株屋さんたちがひしめき合う、かつての市場の様子に思いをはせる。そういえば、もうすぐ株券も無くなって電子化されちゃうんだっけ。
取引所を出て、日本橋川を渡り、人形町へ。途中、穀物商品取引所の前を通り、人形町。天保改革前までの芝居の町。改革後は、名主熊井理左衛門の支配町々。
甘酒横丁に入り、大門通りへ。この辺り、いわゆる元吉原。江戸の初期、吉原遊郭があった場所。
大門通りを神田方面へ進み、本町通りにたどり着く。
(つづく)
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