ヒルズの原点
(前回の記事のつづき)
港区生涯学習センターでの講義の前々日に、六本木ヒルズとアークヒルズに出かけて、資料用写真を撮った。今回紹介するのはアークヒルズの写真。
アークヒルズは、森ビルが手がけた街区開発型ヒルズの第一号。森ビルいわく、「成熟を重ねる森ビル都市再開発の原点」が、このアークヒルズだ。
次の写真は、そのアークヒルズの中心の広場。名前はカラヤン広場。アークヒルズには、有名なクラシック用コンサートホールがあるが、その設計にアドバイスをした往年の名指揮者の名前を冠しての命名だ。
撮影日時は、2007年11月14日水曜の19:30頃。観光客とおぼしき人と、それから広場に面した飲食店の従業員さんが写っている。これは、なにも人が少なくなったタイミングを選んで撮影したわけではない。撮影時の前後、誰も広場にいない時間帯もあった。
次の写真は、広場に面した飲食店のテーブル。右手奥に少し人がかたまっているが、それはアークヒルズにあるホテルの出入り口。
次の写真は、タワービルの中の商店・飲食店フロア。右手のシャッターが降りている店は書店。この時間(夜の7時半すぎ)でもう店じまいしている。この写真も、特に人通りが少ないタイミングを選んだわけではない。お店の前で撮った写真もあるが、それをここに載せるのは遠慮。
サムネイルで載せたけど、拡大がうまくできない。すみません。
アークヒルズの夜間のゴーストタウンぶりは、昨年のクリスマスの“イブイブ”の土曜に出会ったのとまったく同じだった。そのときは、平日の夜ならもう少し人がいるのかな、と思った。で、今回、平日を選んで出かけてみたのだが。
どうやら、森ビルが誇る「ヒルズの原点」には、失敗のDNAが存在するように思える。そして、そのDNAは、六本木ヒルズにも受け継がれているように思うのだが。
(つづく)
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