サモエド・スマイル
うちにはオス・メス2頭の犬がいる。もとは保健所で処分されそうになった犬たちで、3年ほど前、犬猫救護のボランティア団体を介してうちにやって来た。
そんな素性のワンコたちなので、てっきり雑種だと信じていた。飼ってみると、純血種のワンコも良いが、雑種犬というのは、一匹一匹が他にないその犬固有の顔・かたちをしていて、それはそれで良いなぁと思っていた。
オスの方は、ともかく人懐っこくて、口を開けると口角がすこしあがって、ちょうど笑っているようにみえる。で、最近まで、これがこいつの個性的な表情なんだとばかり思っていた。
ところが、ときどき、このオスを見た人が、「サモエドですか?」と尋ねてくることが重なり、気になってネットで検索してみた。「サモエドっていったい何なんだ?」と。すると・・・あらら、うちの奴と同じ顔のオンパレード。てっきり、この世にひとつだけの顔だと思ってたのになぁ。ちょっと残念な気もする。まあ、よく似た仲間がたくさんいるのもそれはそれで良いか。
サモエド犬は、ロシア・シベリアが原産で、もともと狩猟やそり曳きに使役されていたらしい。またサモエド犬のうちの純白なのを小型化したのが、かつて大人気だったスピッツだそうだ。
うちでも、サモエドって犬の種類を知らない頃は、うちの奴は、秋田犬とスピッツの混血に違いない、と冗談で話していた。
で、このサモエド犬ってのは、子犬がけっこうな値段で取引されているらしい。そんな高い犬がどうして捨てられたんだろう?ちょっと調べると、日本では、サモエドは白い毛が喜ばれるらしい。うちの奴はけっこう薄茶色がかっている。それから、うちの奴の鼻はピンク色だが、鼻は黒の方が好まれるらしい。そんなこんなで売れ残って捨てられちゃったのかなぁ?まあ、本当のことはわからないけども。
といった人間の思惑とはまったく関係なく、食いしん坊のうちの奴は、散歩の際も、散歩仲間の皆さんに愛嬌をふりまいてはおやつをもらい、楽しい毎日を過ごしているらしい。ただし、うちに帰ると、同居のメスに、完全に尻に敷かれてしまい、へいこらしてるけど。まあ、それもそれで彼は納得しているらしいが。
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コメント
可愛い犬ですね。我が家の犬も保健所で子犬でもらってきた白い長毛の大型犬です。もう10歳過ぎで、足腰が多少弱り、かっては密集していた毛も薄くなってきました。私もネットでサモエドかなと思っていますが、秋田犬にも「わさお」クンのように白い長毛犬もいるので、それなのかも知れません。
メールで連絡してもらえれば、写真を送ります。
投稿: 岩崎 敬介 | 2011/02/01 22:05
コメントありがとうございます、岩崎さん。にもかかわらず、お返事が大変遅くなってすみません。
うちのやつも、本当にサモエドなのかどうか迷っていますが…
まあ、純粋種かどうかとか血統とか、どうでもいいですよね
もしまだこちらのブログにいらっしゃってくださって、ご厚意に甘えてよろしければ、このブログのプロフィール欄にあるメルアドあてにお写真をお送りくださいませ。
投稿: 小林 | 2011/04/10 15:16