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2009/09/09

新型インフルにかかる

試験の採点

 先月後半は、月初めの渡欧のつけがまわり、とてもきつかった。一番の大仕事は、各大学の前期試験の採点。採点する答案の数は、ざっと1000枚。それにしても、答案が1000枚ってことは、前期、僕は一週間当たり1000人もの人たち(これに試験をやらないゼミ生を加えると若干増えるけど、そこからサボりの数を引けば実際は800人くらいか)を相手に毎週毎週しゃべり続けてたわけやね。多いなぁ。
 で、試験だけど、思うところがあって、毎回、答案は論述形式。だいたい学生の皆さんには全問合計で1000字前後の答案を書いていただく。それを読んで採点して、成績入力して、確認してっていう作業。
 解答の文中で使用するキーワードをこちらでいくつか指定する形式の設問(どっかの大学の入試問題形式のパクリ)だから、答案の内容もある程度定型的で、その分採点はスムーズだけど、それでも、まあ、短くても1人当たり7~8分はかかる。というわけで、採点作業の時間の合計は、単純計算で、ざっと7000~8000分。だいたい120時間くらいかな。
 フリーターの僕の場合、大学が夏休みでも日中はたいていアルバイト仕事があるから、採点は夜から開始して朝まで。毎日6時間やっても20日はかかる計算。実際、月末は、徹夜か、あるいは寝ても1~2時間の日が続いた。正直、この間は罰当たりな呪詛の文句が心中を去来。なんせ、大学によっては、パートタイムの教員へは、授業のある月しか給与をくれず、夏休みは無給、ってシステムをいまだにとっている。まあ、授業時間に対する給与のなかに休み期間の採点作業やら授業準備への手当ても最初から組み込まれているんだからって言われればそれまでだけど・・・でもおかしなことに、そういった夏休み無給の大学にかぎって、夏休みの月でも給与をくれる大学より・・・とまあ、こんなところで愚痴ってて来年の仕事を減らされてもつまんないから、そろそろやめとこ。

インフル
 
 で、まあなんとか採点作業を終えて、さあこれから僕の短い夏休み(といっても夜なべ仕事からは解放されるってだけの話だが・・・)って思って気を緩めたとたん、見事に感染・発症。発熱があって病院に行くと、綿棒を細長くしたようなやつを鼻に突っ込まれての簡易検査で、A型インフルエンザであることが判明。現在は、A型であればすなわち新型インフルっていう扱いらしい。

 それから6日間は、自宅2階の空き部屋の隅に布団を敷いてもらい、そこで隔離生活。3度の食事はカミさんが運んでくれて、それを子供たちのままごとセットのテーブルに載せて食べる毎日。まずは、発症前後に出歩いたときの「濃厚接触者」(それにしても「濃厚接触」って用語を聞くとなんとなくエッチな想像が膨らんでしまう)の方々を片っ端から思い出しては電話して、お詫びと体調注意のお願い。

 それがすんで、築42年の借家のちょっといわくありげな2階の和室に独り寝ていると、症状が出て寝込んでる間は、なんとなく、横溝正史物の隠し部屋の男の気分。少し元気になってから座って食後のお茶を飲み窓を開けて庭の植木を眺めている間は、なんとなく切腹を待つ各大名家お預けの赤穂浪人の気分。
 
 布団に寝転ぶと、こんどは天井板の木目を地図や怪獣になぞらえたり。こんなん、子供のとき以来や。
 と、まあ、浮世離れした6日間を過ごしてから現実世界へと復帰。

 まずは、隔離中に東野圭吾を読み返していた余韻で柴咲コウの「影」やKOH+の「最愛」を聴き、最後はもちろんYUIの「Again」聴いてエンジン再始動。

 でも、問題がひとつ。インフルの間、ゲホゲホ咳き込んでいたら、軽い喘息みたいな状態に。熱が下がっても、咳がとれない。昔、十数年前にも一度やったことがある。医者で再度調べてもらい、インフルの完治は確認。というわけで、これからお会いする皆様、僕が咳き込んでいても、そんなに怖がらないで遊んでやってくださいませ。

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