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2012/01/28

本年度の巡見の打ち上げやろうかなっと

 本年度、たしか4回実施した巡見「江戸を縦貫する」の打ち上げ飲み会をやろうかな。

 本当なら、打ち上げを兼ねた5回目を来月あたりに実施すればいいんだけど、ちょっと準備の時間がとれなさそうなのと、ここんところの寒さにめげちゃって(笑)

 というわけで、軟弱だけど、2月中旬あたりに打ち上げの飲み会でもやろうかなと思っております。場所は、歌舞伎町職安通り近くの韓国料理屋さん、けなり、にしようかなと。

 本年度の巡見に足を運んでくださった学生さんやOBのみなさま、よろしければご出席をご検討くださいませ。

 近日中に日程・時間を決めて発表予定。

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2012/01/06

母校でのシンポジウム

 もう昨年末のことだが、久しぶりに出身大学に出かけた。私の師匠にあたる先生が本年度でその大学を定年退職するにあたっての記念(?)シンポジウムが丸一日かけて開催され、それに私も出席したのである。

 シンポに出席されたかつての弟子仲間の皆さんは立派な研究者になっていて、なんの成長もない私はまるで浦島太郎の気分。それでも、たくさんの懐かしい顔に会えたのは楽しかった。

 なんとなく可笑しかったのは、何年ぶりかの校舎で、階段や廊下の入り組んだ経路の細部を自分の体がいまだによく覚えていて、学生時代同様、シンポの休憩時間には周りの人と横を向いてしゃべりながらでも、角を曲がり階段を上り下りしてなんの躊躇なく食堂やトイレへと足が運べた。なんだかんだで人一倍長く通った大学だもんな。

 さて、シンポのテーマは、恩師の研究業績を学びなおし、21世紀の歴史研究の課題を展望するというもの。で、21世紀の課題については、もっぱら新自由主義に対して抵抗していこうという立場から設定した課題が示された(のかな?)。もちろん、できそこないの弟子の私にとって、報告者のお話やフロアの方々からのコメントには学ぶことばかりだったが、若干の不満も残った。

 まず、新自由主義を批判する際、具体的に新自由主義のどこがダメだと考えているのかがよくわからなかった。「新自由主義のどこがいけないかなんて、わざわざ説明しなくても常識でしょ?」ということなんだろうか。

 例えば、教育学や労働経済学、家族社会学などの研究者が、それぞれの専門研究をもとに独自に新自由主義に対する鋭利な分析を展開し、かつ広く一般市民がその成果に学んでいる状況と比べたとき、歴史学の立場からのオリジナルな分析があまりに乏しいように思う。
 「世界史」研究における欧米の研究論文の“翻訳”・“盛り合わせ”的な新自由主義分析はしばしば目にするが、特に日本史研究者によるオリジナルな分析に触れることがほとんどない。新自由主義に対する抵抗の拠点として、諸々の地域結合を位置づけようとする主張もあるが、ずいぶん昔にこのブログで書いたように、地域結合の称揚と新自由主義とは正面衝突もせずに容易に並存・共栄していくような気がする。
 
 師匠の研究の“本貫”は都市民衆世界についての精緻な分析とそれにもとづく意欲的な理論構築だと思っている。そこから何を学ぶのか、どこを乗り越えようとするのか。それを示すことが弟子からの恩返しには欠かせないように思うが、そうした議論は今回のシンポでほとんど無かった。新自由主義やらTPPやらに対して声高に批判するにしてもこそこそ評価するにしても、都市民衆世界に視座を据えておこなうことが欠かせないだろうに。というか、都市民衆世界に視座を据えることこそが、唯一とはもちろん言わないが、現在の日本社会の実態を省みるにつけて重要課題じゃなかろうか。

 いったい誰に文句を言ってるのかって?ええ、もちろん、自分に言ってるんですがね。

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2012/01/04

FacebookとTwitterを始めてみた

 新年、何か始めようということで、遅まきながらFacebookとTwitterを始めてみた(正確には昨年末の年末休みになってからだけど)。

 まだまだ使い方がわからないが、まあ、ぼちぼちと試してみたい。今のところ、Facebookが面白いかなぁ。Twitterの方は、もっといろんな人をフォローしてみないと面白くならなさそうだけど… まあぼちぼちとね。

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2012/01/03

お正月、余った刺身と大根のツマで作るスパゲッティ

 久しぶりに書きます。このブログなかで唯一、社会的に有用なシリーズ、創作料理のご紹介記事。

 今回は、いつも無駄にしている人も多いと思う、刺身のツマの大根を使ったスパゲッティです。自分でも実際に作って食べるまでは半信半疑でしたが、かなり美味しいです。いまや、自信をもってお奨め。

 まずは、余った大根のツマ(刺身の汁が付着していても問題なし)を適当に包丁で切ります。本当に適当でいいです。出来上がりの大根の嵩は減りますから、量は多めでいいです。
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 次に、刺身適量を、小さなサイコロ状に切ります。今回は養殖トラウトサーモン。刺身だったらなんでもいいと思います。複数の種類の刺身を混ぜても面白そう。刺身の量は、写真の刻んである分だけで、乾麺150グラムの場合の適量。
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 次に、フライパンにオリーブオイルとバターを入れて温め、大根のツマを炒めます。バターだけで炒めても良いかもしれません。大根が柔らかくなるまで。焦がさないように。
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 刺身を加えて白ワインをふります。必要なら麺の茹で汁を加えて水気を調整。最後に塩コショウで味を調えてから、カイワレの先の方を加えます。万能ネギや春菊でも良いと思います。
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 そこに茹であがったスパゲッティを投入して混ぜて出来上がり。
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 地元、埼玉の誇る地酒、神亀の純米酒を合わせてみたらばっちり。神亀の力強さを考えると、刺身の代わりにスモークサーモンでも良いかもしれないなと思いました。
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