2012/08/12

ワンコからの贈り物

 うちのワンコとの散歩の話。

 自宅内の定位置で排泄するよう、飼い始めの当初はしつけようとした。
 が、結局、飼い主の根気不足で、しつけに失敗したうちのワンコ。

 というわけで、ワンコ散歩の最大の目的は、きっちり排泄させること。

 でも、あくまで生理現象ゆえ、毎回毎回、スムーズに済ませてくれたりはしない。
 こっちが忙しくて時間がないときは、なかなか大変。

 「頼むから早くやっちまってくれ」と焦りながら、ワンコたち、それぞれの“お気に入りの場所”を巡回。
 なんとか早めに催してもらうよう、心をくばる。

 特に“大”の方はなかなか済ませてもらえないこともしばしば。

 それゆえ、順調に済ませていただけた時には、こっちもうれしくなる。
 “よしよし”と褒めてやったり、ときには、ごほうびのおやつをはずんじゃったりもする。

 そんなときは、ワンコもなんとなく得意げな顔をしているようにみえる。

 自分たちが出した“物”をいそいそとビニール袋に回収する飼い主。
 そして、うれしそうな顔でそれを手提げ袋にしまい込む。
 ときには、代わりにおやつがもらえることも。

 ふと思うに、ワンコら、もしかして誤解してるかも、と。

 「おれの出した“物”は、どうしてだか分からんが、人間たちにとって、とても大事なものらしいぞ」
 「よーし、ちょっと待ってろ。ほらほら、今朝も出してやるから、ありがたく思えよ」

 うーん、これはなんとなく癪に障る想像だ。

 いやいや、まあ、それでもいいか。
 こんな誤解がもとだとしても、ワンコたちの生活に少しでも張り合いや充実感がもたらされているとすれば。

 いちおう、今朝も無事にコトを済ませて、得意げなワンコ。
 なお、現在、サマーカット状態。下の写真が本来のわさわさ姿。
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2009/05/03

サモエド・スマイル

 うちにはオス・メス2頭の犬がいる。もとは保健所で処分されそうになった犬たちで、3年ほど前、犬猫救護のボランティア団体を介してうちにやって来た。

 そんな素性のワンコたちなので、てっきり雑種だと信じていた。飼ってみると、純血種のワンコも良いが、雑種犬というのは、一匹一匹が他にないその犬固有の顔・かたちをしていて、それはそれで良いなぁと思っていた。

 オスの方は、ともかく人懐っこくて、口を開けると口角がすこしあがって、ちょうど笑っているようにみえる。で、最近まで、これがこいつの個性的な表情なんだとばかり思っていた。

 ところが、ときどき、このオスを見た人が、「サモエドですか?」と尋ねてくることが重なり、気になってネットで検索してみた。「サモエドっていったい何なんだ?」と。すると・・・あらら、うちの奴と同じ顔のオンパレード。てっきり、この世にひとつだけの顔だと思ってたのになぁ。ちょっと残念な気もする。まあ、よく似た仲間がたくさんいるのもそれはそれで良いか。

 サモエド犬は、ロシア・シベリアが原産で、もともと狩猟やそり曳きに使役されていたらしい。またサモエド犬のうちの純白なのを小型化したのが、かつて大人気だったスピッツだそうだ。
 うちでも、サモエドって犬の種類を知らない頃は、うちの奴は、秋田犬とスピッツの混血に違いない、と冗談で話していた。

 で、このサモエド犬ってのは、子犬がけっこうな値段で取引されているらしい。そんな高い犬がどうして捨てられたんだろう?ちょっと調べると、日本では、サモエドは白い毛が喜ばれるらしい。うちの奴はけっこう薄茶色がかっている。それから、うちの奴の鼻はピンク色だが、鼻は黒の方が好まれるらしい。そんなこんなで売れ残って捨てられちゃったのかなぁ?まあ、本当のことはわからないけども。

 といった人間の思惑とはまったく関係なく、食いしん坊のうちの奴は、散歩の際も、散歩仲間の皆さんに愛嬌をふりまいてはおやつをもらい、楽しい毎日を過ごしているらしい。ただし、うちに帰ると、同居のメスに、完全に尻に敷かれてしまい、へいこらしてるけど。まあ、それもそれで彼は納得しているらしいがPhoto_2

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2007/09/05

うちのワンコ

 最近、妙に忙しくてなかなか記事が書けず。巡見で行った神田の繊維問屋街で思ったことなどを早く書きたいのだが。というわけで、身辺雑記などを少々。

 ちょっとした事情があり、うちでは一年半ぐらい前から犬を2頭飼い始めた。2歳半くらいの雑種中型犬のオスとメス1頭ずつ。夜は台所の土間で寝かせ、昼間は庭でごろごろさせている。
 
 こいつらの性格が対照的で見ていると面白い。オスは、おっとり、のんびりのお人(犬)好し。メスは、賢くて勝ち気で、普段はオスのことを完全に尻に敷いている。メスに一喝され、すごすごと自分のテリトリーへと戻るオスの姿が情けない。

 しかし、メスの方にはいろいろ弱点があって、特に雷は彼女にとって最大の恐怖。ところが、あいにくここ埼玉は雷の“名所”。しょっちゅうゴロゴロと鳴り響く。昼間は庭でお姫様然として過ごす彼女は、雷が鳴ると、一目散に犬小屋の一番奥に逃げ込み、これ以上ないくらい小さくなって震え出す。
 すると、いつもはしいたげられているオスが、メスの小屋の入り口のところに座って、ガードマンを始める。「オレがいるから大丈夫だよ。」って感じで。普段、情けない彼だが、このときばかりは、見違えるほど凛々しい。ワンコ界のケビン・コスナーだね。

 で、雷が去って、青空が戻り、しばらくすると、いつもの2匹。勝ち気なお嬢のメスと、のんびりおっとりのオス。なかなか良いコンビみたいだ。
 写真は、雷が鳴っている時のふたり。写真をクリックして、少し拡大して見てやってくださいませ。
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