ワン・コイン講座の江戸城巡見、楽しかったです。
先週末、前の記事でご案内のとおり、ワン・コイン古文書講座の特別企画として、江戸城の巡見に行きました。
集合は、地下鉄半蔵門駅。約25名の方がいらっしゃいました。ありがとうございました。
まずは、半蔵門から井伊家上屋敷を経て桜田門へ。ちょっと距離はありますが、ずっと下り坂なので楽に歩けます。建築史の金行信輔さんの「江戸名所」としての大名屋敷に注目した研究(ただしリンク先のページでは、ちょっとしたミスで、現時点では、井伊の屋敷を描いた図②と別の図①の配置が入れ代わってしまってます)などに学びながら、広重の名所絵などを準備してのご案内。
その後は、例の桜田門外の変に関する解説。ただし、これは、お客さまの中には僕よりもずっと詳しい方も多くて、恐縮恐縮。暗殺の現場はこの辺りだろうか、などと探りながら、堀端の歩道を歩きました。
桜田門を入って、二重橋前に行き、西の丸について簡単な解説をした後で、坂下門の方へ。この辺り、登城する大名行列や、城内の主人を待つ供の者たちでにぎやかな広場だった場所。その風景を描いた屏風絵が歴史民俗博物館で展示されていて、また、web上でも見ることができる。この絵については、同館の岩淵令治さんの解説などに学びながらのご案内。
それから大手門まで回って、東御苑に入園。本丸跡へと進む。ここでは、高尾善希さん作成の、画期的、本丸御殿図と現・東御苑図との重ね地図と、深井雅海さんが出された中公新書『江戸城』に頼って、あちらこちらを散策。大広間や松の廊下、白書院や黒書院の跡をたどる。また、いちおう、井伊直弼の登城コースをたどってみようという趣向だったので、納戸口跡から入って、主たる執務室である御用部屋跡などへも進んでみる。
次に中奥を経て、大奥へ。将軍寝所と御台所の座敷との近さが新鮮だった。人の出入りが分かるのはもちろん、ちょっと大きな声だせば、ふすまや廊下ごしにでも、楽に聞こえるくらいの近さ。ふーむ。
天守台に登って、そこで解散。歩き足りない方には、あとは自身であちこち、巡っていただく。
今回は、以上紹介したとおり、最初から最後まで、他人のナントカで相撲をとっての巡見ご案内でした。解散前に、この江戸城本丸からスタートして、浅草田んぼの吉原遊郭・投げ込み寺の浄閑寺まであるく、例年のプライヴェートな巡見の面白さを、自分自身の本貫としてちょっと宣伝。
ついでに宣伝です。今週18日木曜の午後に、新宿の朝日カルチャーにて、江戸名所図会をつかって上野界隈のお話をします。来週25日は、それをもとに実際に上野界隈を歩きます。18日当日の受付でも大丈夫だと思いますので、興味をもたれた方はどうぞいらっしゃってください。ご案内はこちら。
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